街の居酒屋

夜散歩

 本日もセツ。今日は曙橋でtibと待ち合わせをして帰る。先日歩いて帰ったのがとても気持ちよかったので今日も寒空のなか歩いて帰ることにする。このところ急に寒くなって、夜の散歩はなかなかハードだけれど、キーンと張りつめた空気はとても気持ちよい。
 もちろん夕食はまだなので、帰り道どこかへ寄ろうと思った。焼き肉か、焼き鳥か。途中でちよだ鮨もある。「ちよだ鮨にする〜?」なんて、冗談でゆうと、tibは「昨日、銀座でお寿司食べたからお寿司はいらない」との返事。そんな会話のあと、お魚のメニューの並んだちょっと雰囲気のあるの暖簾をみつける。「お魚かー、おいしそうだね、入ろうか」なんてtibがいい、暖簾をくぐり、引き戸を開けお店の様子をみたtibが困った表情で振り返る。何かとお店に入ると、なんとそこはお寿司やさんであった。ああれぇー。
 ひくにも引けず、結局お寿司やさんに入る。カウンターはおじさんひとり。「ごめんねー、今日はお魚が結構売れちゃって残りが少ないんだよー」とご主人。お刺身盛りとあじの焼き物と、いかの炒め物をいただく。久しぶりに熱燗も。しばらくすると、常連さんが何人かやってきた。お店のご主人と気のおけない会話。どうもみんなご近所さんで、ひとりは印刷所で、もうひとりは不動産関係の仕事のようだ。年賀状の話してる。そおかぁ、世のお父さんはこういうところに仕事帰りに寄るんだなーなんて思う。
 結局お寿司やさんなのに、お寿司を頼まずにおいとまする。でもいい雰囲気でとても気持ちよかった。