「吉村順三建築展」東京藝術大学大学美術館

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「吉村順三建築展」東京藝術大学大学美術館
2005年11月10日〜12月25日
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/current_exhibitions_ja.htm

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　先日、NHK教育テレビ「新日曜美術館」で放映された、特集をみてからどうしても観に行きたくて、ちょうど有休をとっていたので訪ねる。
　吉村順三が設計した建物、ランプ、椅子などひとつひとつとても丁寧に展示してある。模型があって、建物の写真があって、それだけ、といわれればそれだけだけど、個人的にはとても楽しめた。特に若い頃から続けているスケッチは、訪れたホテルの朝食のプレート、カップなどの実寸が測定されたスケッチとメモなどもあり、その職人的な誠実さが感じられた。もともともっている才能と時間をかけて培った才能、それがひとつひとつの仕事への取り組みに感じられるような気がした。
　八ヶ岳の音楽堂は昨年、姉と訪れていた。その建物も、あの座った椅子も吉村順三が設計していたなんて、そのときは全く知らなかった。誰がつくったからすごく素敵ではなく、誰かはわからず、でも印象に残っている、あとで、あ、そうんなんだ、って思える、なんか、そういう向かい方っていいなと思う。
　一気に本も購入して読む。

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「建築は詩ー建築家・吉村順三のことば」吉村順三建築展実行委員会：永橋爲成
彰国社　1,680円（税込み）
ISBN: 4395007627

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