村井正誠美術館
新しい美術館ができたらしい。設計は隈研吾。ネットで調べたらとてもきれいな建物なのでぜひいってみよう、ということになった。しかし、オープンは日曜日のみで、かつ予約制で午前と午後各2組のみ。早速はがきで予約をした。
http://www.rs.noda.sut.ac.jp/~masato/ca_g/review_34/
美術館の建物の設計は隈研吾というのはわかったものの、そもそも「村井正誠」についてはまったく知らなかった。こちらも調べてみたら、ちょうど世田谷美術館で「村井正誠・その仕事展」が開催されており、村井正誠美術館を訪れる前によってみた。
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「村井正誠・その仕事展」色彩とかたち・日常の風景
生誕100年 日本の抽象を拓いた画家
4月29日(金)〜8月28日(日)
世田谷美術館
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection.html
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村井正誠は日本の抽象画の先駆けの人であった。油絵、版画、立体など様々な手法で表現されていた。色がとてもキレイ。モチーフは人がとても多い。とても曲線的なやわらかいものと、ダイナミックな力強さがあわさって、本人の息遣いが伝わってきそう。とてもボリュームがあり、かつとても丁寧な展示で気分高揚。
その後、村井正誠美術館へ。アトリエがそのまま残っていた。筆、絵の具、メモ、作品、置物などところ狭しと置かれている。この美術館の素敵なところは単に絵を楽しむだけでなく、空間を楽しめるということ。村井正誠さんがどんなものに惹かれていたか、どんな生活をしていたか、どんな風に絵をかいていたか、などいろいろなエピソードを聞くこともできます。もちろん絵を観なくて、建物を楽しむだけでも価値があります。お茶をいただきながら、ビオトープ風のお庭を眺めているだけでもあっというまに時間が過ぎます。
ベルリンのときに感じた、「絵が身近に感じる」美術館です。