梅干し

　朝から天気がいいので、梅を干すことにした。本当は梅雨明けに干さなければいけないのに、いつの間か真夏になってしまっていた。
　梅干しはしそをいれてから順調に色づいたのに、なんとちょっとだけ「カビ」のようなものが浮かんでいた。がーん。梅干しを漬け始めて3年はカビができるとよくないよ、と近所のおばちゃんに教えてもらった・・・。3年以上はたっているけれどなんか、ちょっと小心者。これは「カビ」ではなく、「カビのようなもの」なのだ、と言いきかせ、そおっと取り除いた。そう、やっぱりこれはカビでじゃーない。うん、
　みんみんとセミが鳴くなか、色づいた梅をざるの上にひとつひとつのせていき、しそも絞る。梅のエキスも太陽消毒も兼ねて干すことに。太陽の香りがたんまりする梅干しができるまであと少し。