「ギャラリー・間 空間講座18『空間的身体』」AXISギャラリー

 ゲスト:建築家 青木淳 ナビゲーター:槻橋修
 今までヒューマンスケールを基準として建物が設計されてきたが、人間的尺度とは別の視点、例えば、存在するものから空間が決まり、別の空間との関係によってかたちづくられる。今までは建物の内のみで簡潔してきた建物が、建物(空間)の外、例えが社会との関係によってかたちづくられてきているのかな?と自分なりになるほど、と解釈。
 青木淳と阿部仁史、2人の建築家が考える「建築家」の仕事の役割についての考え方が興味深かった。職人みたく設計にこだわる、あるいは建築後の建物の利用へも積極的に関わる。どれが正しいというよりそのスタンスにより随分設計される建物に違いができるのだと思う。
 建物とは、感覚的なものではなく、緻密に計画された言語化しうるものなのだと実感。相互理解のために「ことば」の解釈にとてもこだわるところがとても勉強になりました。