お茶の間トーク「明和電機のグラフィックデザイン戦略」ICC

 ICCで現在開催中の「明和電機ナンセンス=マシーンズ展」。そのトークイベントが「明和電機のグラフィック戦略」と題して、社長、グラフィック・デザイナー中村至男、写真家三橋純が参加して開催されました。
 明和電機の時系列な流れとともに行われるひとつひとつの広告やプロモーションに、とても丁寧にマニアックなほどに追究していっている様子が目に浮かんできてとても楽しかったです。この作品は、こういう目的でこの部分をフォーカスしたかったという具体的な話のなかで、自分がまんまとその意図した通りにイメージしていたなーと思わず苦笑(例えば、「明和電機」のブランディングと、作品(商品)の中身を端的に伝えたい場合では、ポスターなどの作り方・見せ方が違うわけです)。明和電機的な遊び感覚と、その一方で売るための現実的な戦略が矛盾しているような、とても密接なような不思議な面白さがありました。
 CDジャケットの写真撮影でカメラのレンズにビー玉を入れたコップを張りつけたり、衣装のマフラーをたなびかせるためにマフラーに針金を入れる!なんて、ぐふ、想像するだけで面白いですね〜。