「Friendly Fire バーンブルック・デザイン展」ggg

 イギリスのデザイナー、ジョナサン・バーンブルックの展示会。名前は初めてだったけれど、六本木ヒルズのCI計画も関わっていると知り、一気に身近に感じる。その他にも雑誌「広告」のデザイン、ダイアン・ハーストとのコラボレーション、商業主義・資本主義に対する反広告活動など、どれも主張のある作品ばかりで受取る側もかなりパワーを要する内容でした。
 特に反広告活動、反戦のものは視覚的に訴えかける何かがあり、思わず立ち止まって考えさせられました。今、イラクで起っている戦争に対して、自分のなかで憤りを感じていたので、その気持ちを社会に発する方法としてこのような方法があるのだと思いました。単に自分のなかだけの問題としてではなく、社会に関わっていくことでより大きな力になるのだと感じました。
 ただ、すごく強いメッセージを発するデザインの反面、そこから情報として受取る側のユーザビリティはどうなのだろう?と疑問もあり。新しい言語がそこにあるような作品たちでした。