「ぼくの美術帖」原田治
2,625円(税込) みすず書房
ISBN:4622080656
原田治さんが、好きな作家や日本美術史についてかなり深く紹介している。昨日の川村記念美術館の常設展にあった、鏑木清方についても書かれている。原田さんのいう、縄文的美意識や、日本的なものはよくわからなかったけど(さまざまな文化が交差し、地域性が小さくなるなか、本当の「日本的なもの」って何だろうと個人的には思う)、美術に対してこんな深いアプローチもあるのだ、ととても刺激的であった。
この本であげられている作家の半分は私には新しい出会いであった。観たいものがまたまた増えてしまった。嬉しいー。