「日本いけばな芸術展」日本橋タカシマヤ

 秋の草花がところ狭しと生けられていた。いろいろな流派で生けた作品をみることができた。流派でかなり雰囲気は違うし、そもそも、なんとも派手な作品が多い。
 木をぐいぐい曲げるのは普通らしいのだが、木に色を塗ったり(しかも青とか、白とか、金とか)、人形が飾られていたり。自然のままを活かす、あるいはよりキレイにみせる、というより、かなり手を加えてアレンジする、といのが主流なよう。
 そんななか数本のお花や枝を使ったシンプルな作品が個人的には気持ちよかったですな。加える美しさよりも、引いて空間をみせる美しさのほうが落ち着くかな。