「篠原有司男展」神奈川県近代美術館

神奈川県立近代美術館

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「篠原有司男〜ボクシング・ペインティングとオートバイ彫刻」
神奈川県立近代美術館
2005年9月17日〜11月6日
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2005/shinohara/index.html

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 とても迫力のある作品ばかり。ボクシング・ペインティングしか知らず、正直あんまり期待していなかったのだけれど、独特の色彩と規模感に圧倒され、とても楽しめた。カードボードを使ったオートバイは、紙の柔らかい感じが全くなくて、艶やかでおもしろい。タイトルがわかりやすいので、作品がより一層楽しめる。
 そして何よりゆったりした美術館自体も気持ちよい。

■「彫刻家のペーパー・ワークと彫刻」神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
2005年9月17日〜12月18日
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2005/paper050829/index.html

 彫刻をつくるためのデッサンや構想がおもしろい。緻密にというより、意外とラフな感じなのだなあと。

■鎌倉散策
 久しぶりに鎌倉に。北鎌倉から山道を歩きながら、お寺に寄りながら鎌倉へ向かう。途中、家でつくってきたおにぎりをほおばる。なかなかおにぎりを食べる場所がなく、お寺をみる、よりおにぎりを食べる場所を探して散歩してた感じかな。
 2つの美術館と北鎌倉駅近くの陶芸美術館を訪れる。
 そのあと、海まで歩く。海ではまだまだ水着姿のひともたくさんいた。今年初の海に足だけ入る。最初はひんやりとするけど、だんだん波で動く砂が気持ちよくなる。
 海をあとに、鎌倉駅まで裏道を通って散歩。すっかりあたりは暗くなる。石畳の小道をあるいていてたら、電線をすたたと歩くリスに出会う!鎌倉でリス!と驚きながら、リスの歩く姿を目で追う。
 鎌倉駅の近くでとても古い銭湯があったので入ってみる。タオルも石けんももちろんもっていないので、番台に座るおばちゃんにきくと、「旅行しているのかい?」とタオルを貸してくれた。石けんは30円で買い、友達と半分っこして使った。外観と同じく、とても年代ものの銭湯だった。男女は当然分かれているけれど、着替えるところは入り口からばっちり見える構造。どうしたものかと悩んだけど、「郷に入った」んだからと、えいやっで服を脱いでお風呂に。20人くらいのおばあちゃんが、ゆっくりとそしてお友達と話しながらお風呂に入っていた。新参者のわたしは、すみっこで様子を眺める。タイムスリップした感じがした。この銭湯は近々取り壊されてしまうらしい。
 ちょっと淋しい気持ちになりながら東京へ。なんか盛りだくさんの一日だったなあ。